お客様より、ご所有不動産のご売却をお考えになった事情やご売却にあたってのご要望等を伺い、 ご売却の条件・時期・方法等を整理します。また、この段階でご売却にともなう諸費用や具体的な流れをご説明いたします。

ご所有の不動産がいくらで売れるか、これはお客様にとって最も気になるところです。 価格査定は、お客様のご所有不動産を調査したうえで、市場動向や周辺の取引事例を基に適正な価格を算出します。 なお、査定価格は販売を開始してから、おおよそ３ヵ月以内に売却可能と思われる価格です。

ご売却の意思が固まりましたら、査定価格を参考に売出し価格を決定し、お客様と不動産業者との間に売却を 依頼する媒介契約を結びます。 媒介契約の形態は、「専属専任媒介契約」 「専任媒介契約」 「一般媒介契約」の ３つがあり、それぞれの特徴を ご理解いただいたうえで、お客様にお選びいただきます。

ご売却に向けてインターネットやチラシ掲載など幅広い販売活動を行い、ご売却の条件にあった購入希望者を探します。 購入希望者が見つかりましたら、実際に売却物件を見ていただきます。また、売却物件への問合せ状況や販売活動にかかわる 営業報告を定期的にいたします。

購入希望者より正式に購入の意思表示がされたら、売却条件・引渡の時期・支払い方法などの具体的な契約条件を調整します。

お客様と購入希望者との間で契約条件について合意されましたら、売買契約の手続きに入ります。 重要事項の説明・売買契約の締結・手付金の授受などの手続きを法律に基づいて行います。 売買契約が締結された時点で 契約書に記載の内容に基づいて売主様・買主様双方が権利・義務を履行することになります。

物件の引渡し日までに、借入金の返済、抵当権の抹消手続き、各種書類の準備、引越しなどを行います。 ご売却物件に住宅ローンなどの抵当権がある場合は残りのローンを精算して抵当権を抹消しなければなりません。 物件の引渡し時に残代金を返済に充てて手続きをすることが一般的ですが、 事前に必要な書類等について確認をしておくことが必要です。

不動産業者・司法書士の立会いのもと、売買契約に基づき売主様・買主様の間で残代金の授受ならびに物件の引渡しを行います。 売主様は、買主様から手付金を除いた売買代金の残代金全額を受取り、買主様へ所有権移転登記に必要な書類一式と鍵を渡して 売却の手続きは終了です。